臨時・別冊正論・正論SP

別冊正論7号7月23日発売  定価 ―

徹底特集 “世界標準”は日本人を幸福にしない

何のために、誰のために突き進んできたのか

 グローバル・スタンダード(世界標準)という言葉が使われるようになったのはいつ頃からでしょう。八〇年代から続く構造改革は、世界標準に適合するのを目的としてきましたが、本当に日本人の幸福につながるものだったでしょうか。「改革」論は人生観や幸福感を抜きには語れません。欧米人に働きすぎと言われても、働くことが苦役ではなく喜びと感じられるのがこれまでの日本人の価値観でした。  明治以後の西欧近代化は、わが国の「独立」に不可欠と同時に日本人らしさを削り取る作業でもありました。開国期の明治人と同じ苦悩に我々も直面しているのではないか。平成の「改革」が日本人にとって守るべきものを守るための「改革」になっているかを問う特集です。
INTRODUCTION

すべては日本人の気概に帰着する

「改革」第二幕を先導しよう

日下公人


ブルシット!「列島人」」の脳を腐らせた平成改革

「言論は虚しい」と認識した上でなお提示すべきこと

西部 邁

小泉政治「負の遺産」を越えるために

「非情」を公言することへの違和感。日本国家と国民を忘れてはならない

平沼赳夫

21世紀的な社稷思想の回復に向けて

新自由主義では国を守れない。われわれの“武器”はどこにあるか

佐藤 優

深い魂胆など全くなかった「小泉改革」

篠沢秀夫

構造改革なくして「美しい国」はない

改革の痛みを克服し自立した国をめざせ

中西輝政

構造改革はなぜ必要か—東京発の改革続行宣言

猪瀬直樹

今こそ自家製の世界主義を編み出せ

普遍主義はほかから受容するものではない

遠藤浩一

真の改革を妨害しているのは誰か

「市場主義」と「市場原理主義」はちがう

小林 毅

【再録】 郵政民営化に「日本」刻印は押されているか

東谷 暁

構造改革は何を導き入れたか–お金で測る「正義」の時代

東谷 暁

【再録】 志を喪失した時代の象徴として

グローバリズムの奔流に棹さす「稼ぐが勝ち」という空虚

関岡英之

「改革」は誰のためのものだったか

『拒否できない日本』を著して以降

関岡英之

「改革」によって脆弱化した教育、医療の現場

和田秀樹

【再録】 日本が司法界に弑される日

変わらぬ左翼支配…司法「改革」という名のパラドックスが国民を押し潰す

八木秀次

<補論>裁判員制度は百害あって一利なし

八木秀次

教育「改革」の何を間違ったのか

革命思想ふたたび…ロックが露払いし、マルクスまでが出てきた

八木秀次

「日本型経営」は死なず

それは破綻したのではない。「開放性」「戦略性」「収益性」の三点で進化し続ける

伊豆村房一

国民の虎の子『年金』を食い物にした「官」と「労」の大罪

河合雅司

日本ほど格差のない社会はありません

弱者の一方的正当化は人の志を萎えさせる

金 美齢

改革を惑乱させる「前門の外資」「後門の官僚」

兵頭二十八

一挙70枚!

<再論>日本人が消滅する日 データで読み解く未来の姿

岩上安身

男女共同参画基本法は根本から見直せ

これでは家族の絆や地域再生など遠い夢だ

稲田朋美

「日本を守る」とはいかなることか

自己回復は可能か。なさねばならぬ「改革」は、はるか遠くにある

小林よしのり