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葛西氏に「正論大賞」贈呈式 新風賞の吉崎氏、特別賞「国民の憲法」起草委メンバーも 安倍首相も祝福
第29回「正論大賞」(フジサンケイグループ主催)の贈呈式が17日、東京都港区のグランドプリンスホテル高輪で開かれ、大賞を受賞したJR東海会長の葛西敬之(よしゆき)氏(73)に、ブロンズ彫刻「飛翔」(御正進(みしょう・すすむ)氏制作)と賞金が日枝久フジサンケイグループ代表から贈られた。
第14回正論新風賞を受賞した双日総合研究所副所長の吉崎達彦氏(53)にブロンズ彫刻「ソナチネ」(小堤(おづつみ)良一氏制作)が、正論大賞特別賞受賞の「国民の憲法」起草委員会=委員長・田久保忠衛杏林大学名誉教授(81)=の5人にブロンズ彫刻「凛」(関正司氏制作)が、それぞれ亀山千広フジテレビジョン社長と熊坂隆光産経新聞社社長から賞金とともに贈られた。安倍晋三首相も祝福に駆けつけた。
起草委員会のほかのメンバーは防衛大学校名誉教授の佐瀬昌盛氏(79)、駒沢大学名誉教授の西修氏(73)、国学院大学名誉教授の大原康男氏(71)、日本大学法学部教授の百地章氏(67)。
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17日に行われた第29回「正論大賞」の贈呈式には、大賞受賞の葛西敬之(よしゆき)氏(73)と新風賞の吉崎達彦氏(53)、「国民の憲法」起草委員会のメンバー5人がそろい今後の言論活動への決意を語った。安倍晋三首相をはじめ各界の著名人ら500人以上が受賞者の功績をたたえた。
「望外の感激」。葛西氏がこうあいさつすると、大きな拍手が起きた。外交・安全保障から教育まで広範囲に本質を突く発言を続けてきた葛西氏。「日米同盟の強化が21世紀の平和の鍵だ」と改めて訴えた。
※MSN産経ビデオに挨拶の内容がアップされましたので以下のURLにクリックしてください。http://www.youtube.com/watch?v=A3252trwCaY
吉崎氏は「素晴らしい方々から影響を受けて受賞できた。これを糧に、恩返ししたい」と喜びを語った。
「国民の憲法」起草委員会を代表して委員長の田久保忠衛氏(81)があいさつ。「激論を交わして『国民の憲法』要綱をまとめた。貴重な場を与えてくれたことに感謝したい」と語った。産経新聞社の熊坂隆光社長は「今後も勇気ある言論人と手を携えて責任を果たしたい」と述べ、来賓の安倍首相も壇上で「さらに言論に磨きをかけ発信してほしい」と激励した。
※お祝いに駆け付けた安倍晋三首相の挨拶の模様も首相官邸HPの政府インターネットテレビにアップされていますので、以下のURLをクリックしてご覧ください。http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9350.html
起草委員会のメンバーからも喜びの声が上がった。佐瀬昌盛氏(79)は「長時間に及んだ委員会の議論は有意義だった。受賞に感謝したい」。西修氏(73)は「チームワークが光る仕事でやりがいがあった」と話した。大原康男氏(71)は「緊迫感のある仕事で、安倍政権発足で機運が盛り上がった」、百地章氏(67)は「感激している。憲法改正に全力疾走したい」と語った。