臨時・別冊正論・正論SP

別冊正論19号4月17日発売  価格1047円(税込)

――ふたたび「戦後レジーム」からの脱却へ 安倍晋三、「救国」宰相の試練

【INTRODUCTION】

一度死んだ男の闘う覚悟

本誌●上島嘉郎

長い道のりへの序曲として

安倍政権の歴史的意味

戦後レジームからの脱却という最重要課題が浮上した途端、これに反対する勢力が国内外で声を張り上げるという厄介な状況で、安倍内閣及び日本国民は「日本」を取り戻さなければならない。試練の本質はそこにある。

拓殖大学大学院教授●遠藤浩一

安倍政権の「知的課題」

世界的な思考停止を解くために

埼玉大学名誉教授●長谷川三千子

なぜ「国防力」の増強が急務なのか

東シナ海の制空権を確保せよ

防衛力は熱い鉄板に氷柱を立てるようなものである。時間と共に溶けるが如く装備は陳腐化していく。十年続いた防衛費削減のツケを直視しなければ中国の侵出を抑えることはできない

元空将●織田邦男

拉致問題解決を阻んできた「戦後レジーム」

命懸けの覚悟なくして被害者救出はできない

特定失踪者問題調査会代表●荒木和博

「万世一系の皇統」から考える、真の「戦後レジーム」からの脱却

日本人の心の規範となる憲法改正を

戦後民主主義の価値観、法制だけが正しいのか。「悠久の歴史」を無視して進歩主義に基づく設計思想にこの国を委ねてはならない

フリーライター●谷田川惣

「戦後レジーム」への挑戦者を再び失わないために

安倍氏以外に誰がいるだろうか。他にいないのならば、安倍氏をどう支え、どう補うかを考える以外にどんな道が保守派にあるだろう。いま必要なのは国民的挑戦への団結なのだ

文芸評論家●小川榮太郎

私がアベノミクスを支持する理由(わけ)

今こそ経済の自虐主義を排せ

国民の苦しみをよそに成長路線を否定し、デフレ維持に躍起の「経済の自虐主義者」たちの手から日本を取り戻さねばならない

中小企業診断士・経済評論家●三橋貴明


内向き志向に入ったオバマ政権

「米国が矛、日本が盾」の時代は終わった

国際ジャーナリスト●菅原 出

「海洋強国」どころじゃない

政治腐敗と環境汚染で呻吟する中国

評論家●宮崎正弘

朴槿恵への幻想

韓国の「反日」は変わらない

評論家・拓殖大学教授●呉 善花

位負け外交に終止符を!

北方四島の返還交渉は原則を貫け

外交評論家●澤 英武


それでも私がTPPに反対する理由

日本人が日本人として生きられなくなる危うさ

政治アナリスト●片桐勇治

敢えて提言する!

21世紀版「産めよ殖やせよ」政策を進めよう

個人の自由を謳歌している間に陥った存亡の危機。少子化対策の禁忌を再考しなければ、やがて日本人は〝絶滅〟する

産経新聞論説委員●河合雅司

あるべき政治主導について考える

「吏道」涵養のために官僚の教養強化を

作家・元外務省主任分析官●佐藤 優

一挙50枚超!
これが正しい道筋なのか――脱原発論の病理

東電叩きの愚行がもたらした日本の危機

福島第一原発事故が日本人に突きつけたものは何か。すべての責任を東電に押し付けたのでは何の教訓も得られない。脱原発論と事故検証は欺瞞と矛盾に満ちている。日本のエネルギー政策と安全保障はどうあるべきなのか

ジャーナリスト●東谷 暁


《特別対談》モサド元高官が語る「国防」の覚悟とは

自らの運命は自ら決する

元イスラエル諜報特務庁高官●イスラエル・グリーン/一橋総研代表●鈴木壮治

対談で振り返る再起への決意とその道程
THE SEIRON ARCHIVES

2008.09

福田康夫政権下の危機――アメリカの背信、北朝鮮の狡猾に動ずるな

再び起つ! 誰がこの国を守るのか

衆議院議員●安倍晋三/ジャーナリスト●櫻井よしこ

2010.02

古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求めよ

「父祖を尊敬できないものは己を尊敬することはできない」。歴史に対する謙虚な姿勢こそが保守の精神なのだ。いまを生きる私たちが、すべてを決められるという思い上がりを持ってはならない

衆議院議員●安倍晋三/文芸批評家●新保祐司

2010.04

いまこそ戦後レジームを葬送しよう

民主党政権は戦後レジームを完成させようとしている。国民精神を萎縮させた占領体制と憲法をいつまで持ち続けるのか

衆議院議員●安倍晋三/評論家●金美齢

2010.10

「亡国」の民主党政権にとどめを刺す

「戦後体制」からの脱却なくして国起たず

民主党政権には悪しき戦後体制が凝縮されている。第一次安倍政権の意味を再考し、国家の根本を立て直す覚悟と英知を語る

衆議院議員●安倍晋三/評論家・日本財団特別顧問●日下公人

THE SEIRON ARCHIVES 2012.01
――再起への道程

三宅センセイ、国難に命懸けになれる政治家は永田町にいますか?

やっぱり〝本気〟の安倍さんに期待するほかありません

政治評論家●三宅久之/女優・服飾評論家●市田ひろみ


自信と意欲の回復を!

教育の再生なくして国家の再生なし

高崎経済大学教授●八木秀次

NHKの「反日」偏向を許してきたのは誰か

戦後日本人の責任を改めて問う

日本文化チャンネル桜代表●水島 総

超発想! 軍学者が考える国土強靭化

非常事態に「金縛り」が生ずるのはなぜか

所与条件として日本は十分に強靭なのだ。くだらぬ規制が日本を「脆弱」にしている。今こそ国民の勇気と自由を妨げる「平時法のバリアー」をなくせ

軍学者●兵頭二十八

拝啓 内閣総理大臣 安倍晋三様

同じ志を抱く国民の一人として

ジャーナリスト・女優●葛城奈海


著者略歴・操舵室から