臨時・別冊正論・正論SP

正論SP(スペシャル)vol25月25日発売  価格1019円(税込)

天皇との絆が実感できる100の視座

第一章 全25講

天皇のご存在はなぜ尊いのか

天皇・皇室と「世界の王室」との違いを知ろう 椛島有三

渡部昇一先生の「皇室とは日本人が守るべき美しい虹である」 本誌編集部

古来、日本では国は家で天皇は父だった 田中英道

民を気遣う、不易な伝統 田中英道

日本が一国で文明圏を築けた理由 椛島有三

四方拝と清和天皇 椛島有三

具体的に祭祀にはどんなものがあるか①
 式年祭の一覧が物語ること 椛島有三

具体的に祭祀にはどんなものがあるか②
 真剣そのもの!最重要の祭祀、新嘗祭 占部賢志

孝徳天皇の詔が物語ること 椛島有三

日本史究極の謎、「天皇がなぜ続いたのか」 占部賢志

庶民と皇室の絆をたどる 占部賢志

天皇陛下のお姿に触れた人々 三荻祥

障害者を支えた天皇陛下 三荻祥

水俣病患者を励まされた天皇陛下 三荻祥

国歌と天皇 天皇陛下の御代を祝う歌詞 三荻祥

唱歌と天皇 蝶々は皇室を戴く喜びを歌った歌だった 三荻祥

天皇と相撲 相撲神社を知ってますか? 本誌編集部

農林水産業に対する心の支援 江崎道朗

正倉院の宝飾品を蘇らせた皇室の蚕 三荻祥

皇后陛下の御歌 三荻祥

被災地へのお見舞いと『ココロの復興』 三荻祥

戦没者慰霊の御心 三荻祥

大相撲から見た天皇のご存在 舞の海秀平

米国人からみた天皇と日本人の美意識 ケント・ギルバート

八紘一宇にみる天皇と「おおみたから」 三原じゅん子


第二章 全25講

天皇を戴く意義に迫る25の手がかり

神話と神様が息づく日本 田中英道

日本人が知っておくべき神話① 国生み神話 田中英道

日本人が知っておくべき神話② 国譲り神話 田中英道

日本人が知っておくべき神話③ 天孫降臨 田中英道

神話と科学的な合理性をどう整理するか 占部賢志

平等と天皇① 天皇は差別の根源か 八木秀次

平等と天皇② コミンテルンと共産党の影響 八木秀次

「人間宣言」をどう考えるか①
 マスコミの造語にすぎない 八木秀次

「人間宣言」をどう考えるか②
 現御神とは何か 八木秀次

知識人はいかに天皇を論じてきたか①
 皇室尊重と自由民権運動 江崎道朗

知識人はいかに天皇を論じてきたか②
 福沢諭吉の皇室論  民主主義の欠陥と国民統合 江崎道朗

知識人はいかに天皇を論じてきたか③
 福沢諭吉の皇室論  行政の限界と皇室の役割 江崎道朗

知識人はいかに天皇を論じてきたか④
 「革命思想の鼓吹者」中江兆民の天皇論 江崎道朗

知識人はいかに天皇を論じてきたか⑤
 大正デモクラシーの「皇室」擁護論 江崎道朗

秩父事件の根底にあった明治天皇の思し召し 占部賢志

五箇条の御誓文を読み解く①
 「民主主義」を採用した明治天皇 松浦光修

五箇条の御誓文を読み解く②
 御誓文の源流をたどる 松浦光修

五箇条の御誓文を読み解く③
 御誓文を実際に読んでみよう 松浦光修

五箇条の御誓文を読み解く④
 明治天皇は何に誓われたのか? 松浦光修

君主制と民主主義は両立します 百地章

建国記念の日の祭祀を守り続けた陛下 江崎道朗

陛下の祈りへの気概 江崎道朗

祈ることはなぜ尊いのか 打越和子

「千の風」と柳田国男 田中英道

日本人は生命の連続性を皇室に見る 加地伸行


第三章 全18講

皇位を脅かす国難

女性天皇と女系天皇は決定的に異なる 椛島有三

女系天皇にはどんな問題があるか①
 王位を外国人にも認める女系継承 椛島有三

女系天皇にはどんな問題があるか②
 王位継承は戦争の歴史でもあった 椛島有三

女系天皇を排除した井上毅 椛島有三

女系天皇を排除した占領下の法制局 椛島有三

臣籍降下というGHQによる禍根 椛島有三

皇統が途絶えたら…という鈴木貫太郎の危惧 椛島有三

万世一系を守った国民(大伴氏編) 椛島有三

万世一系を守った国民(藤原氏編) 椛島有三

天皇の「おことば」とはどういうものか 倉山満

生前退位と摂政の違いは 倉山満

天皇に対する憲法上の制約とはどんなものなのか 倉山満

天皇の国政関与を考える①
 空理空論を押しつけたGHQ 江崎道朗

天皇の国政関与を考える②
 「困った憲法」をもてあそぶ内閣法制局、政府解釈のデタラメ史 江崎道朗

有識者会議の議論はどんなものだったか 倉山満

譲位と退位は異なる 倉山満

特別法と恒久法、そしてこれからの課題 倉山満

有識者会議の議論を振り返って 百地章


第四章 全10講

論じるより感じよ ~御製を読み解き昭和史を歩く

終戦時の奇跡 永野雅康

昭和天皇の平和への思い 山崎文靖

荒れ模様の昭和の幕開け 野原清嗣

「ご聖断」がなければ今の日本はなかった 鈴木まどか

戦にやぶれたのちも 山崎文靖

行幸のなかで 永野雅康

終戦時の隠れた悲劇 丸幸生

昭和天皇の「旅」の御製 佐瀬洋子

昭和天皇の沖縄への並々ならぬ思い 外村聖典

国民とともに歩まれた昭和天皇 佐瀬竜哉


第五章 全21講

昭和・平成の歩みの中で

占領と天皇① 敗戦時の陛下の決意文 江崎道朗

占領と天皇② なぜ陛下は困難を覚悟されたか 江崎道朗

占領と憲法③ 憲法で皇室はどう変えられたか 江崎道朗

占領と天皇④ 学校で天皇はどう扱われたか 本誌編集部

教科書と天皇① 小学校編
 無味乾燥な書きぶり目立つ 入川智久

教科書と天皇② 中学校編
 象徴を軽くみる書きぶり 入川智久

教科書と天皇③ 高校編
 際立っていく天皇軽視記述 入川智久

新聞と天皇① 皇室に対する敬語事情 時田昌

新聞と天皇② 戦後の皇室表現の流れ 時田昌

新聞と天皇③ 新聞社による敬語への温度差 時田昌

若者の天皇・皇室へのイメージ
 印象はよいが、必要性は感じない 三荻祥

祭祀と法律① 禍根残した政府答弁 江崎道朗

祭祀と法律② 昭和天皇のご葬儀での出来事 江崎道朗

祭祀と法律③ 伝統軽視はかろうじて覆された 江崎道朗

祭祀と法律④ 後奈良天皇になぞらえられた陛下 江崎道朗

天皇陛下をリベラルと見る誤謬  江崎道朗

靖国神社と天皇 江崎道朗

歴史認識と天皇①
 国論分裂を避け、慰霊に務められた陛下 江崎道朗

歴史認識と天皇②
 歴史認識で示された陛下の慧眼 本誌編集部

国民のために尽くされる存在 江崎道朗

「朝敵」共産党が「白旗」を出した理由 筆坂秀世


第六章 全11講

元号と改元の意義を考えよう

平成の時代はなかったかもしれない 本誌編集部

「縦の民主主義」を知っていますか? 本誌編集部

平成はどんな時代だったのか? 本誌編集部

元号は「日本独自の時間軸」である 江崎道朗

元号法で議論されたこと①
 GHQによって葬られた元号法案 江崎道朗

元号法で議論されたこと②
 進歩的文化人が反対でメディアは元号存続だった 江崎道朗

元号法で議論されたこと③
 元号「廃止」を示唆した内閣法制局と存続願う世論 江崎道朗

元号法で議論されたこと④
 天皇の元号か、政府の元号か 江崎道朗

元号法で議論されたこと⑤
 天皇の元号か、政府の元号か 江崎道朗

「天皇」を論じる前に心得るべきこと 小柳陽太郎

わたしの天皇論 葛城奈海

編集後記


コックピットから

1 サンタと新聞
2 日本は天皇中心の神の国じゃなかったの?
3 歴史上の皇統の危機について
4 戦争責任って何だろう?
5 マッカーサーへの手紙
6 「昭和」が「平成」になった日をふりかえる
7 スリランカ、ジャヤワルダナ氏について
8 元号はどういう手つづきで決められるか