イベント一覧

cf7i0488
(最優秀賞土光杯を獲得した清水崇史さんと日下公人審査委員長)

 

 

将来を担う青年が弁論を競い合う「第33回土光杯全日本青年弁論大会」
(フジサンケイグループ主催、積水ハウス特別協賛)が7日、
東京・大手町のサンケイプラザホールで開催しました。

出場年齢資格が35歳までに上がった今回のテーマは「どうする? 混沌(こんとん)の世界情勢」。
トランプ米政権の誕生など国際情勢が不透明さを増す中、
日本が進むべき方向性などについて事前の論文審査を通過した10人が熱弁をふるいました。

最優秀賞の土光杯は「日本精神復活のために」の演題を掲げた会社員、清水崇史さん(35)が獲得しました。
清水さんは、台湾の発展やアジア諸国の独立に尽力した戦前の日本人の取り組みを紹介。
戦後、他者のために尽くす「日本精神」が失われていることに危機感を示した上で、
「次の世代に立派な先人たちのことを伝えていく義務がある。
次へ次へと灯(とも)していけば、気づけば国をも照らすことになる」と訴えました。

優秀賞フジテレビ杯には「『地の塩、世の光』たらん」の演題で同志社大学経済学部2年の野崎英子さん(21歳)が、
ニッポン放送杯には「ICT技術と分断の時代の安全保障」の演題で弁護士の大江弘之さん(29歳)が、
そして、産経新聞社杯には「日本を飛び出して、世界で日本を発信しよう」の演題で
松下政経塾の佐野裕太さん(30歳)が
それぞれ受賞しました。

今回からプレゼンテーション形式の弁論が初めて導入されたほか、
「日本の国連安保理常任理事国入り」の是非を問うディベートマッチも行われました。
入賞者にはトロフィーのほか、副賞(最優秀賞は30万円、優秀賞は10万円の旅行券)が
それぞれ贈られました。

土光杯弁論大会は、昭和を代表する財界人で、
行政改革に晩年の人生をささげた故土光敏夫・臨時行政調査会長の功績を記念して毎年開かれています。

 

審査委員は、審査委員長の日下公人・日本財団特別顧問のほか6人でした。

そして、フジテレビFNNニュースでも取り上げられました。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00346417.html

受賞者の論文要旨は27日付の産経新聞特集面にて掲載いたしますので、ぜひご覧ください。