臨時・別冊正論・正論SP

別冊正論9号2月18日発売  定価 ―

 昨年、米下院に続いてカナダ、オランダ、欧州議会で慰安婦非難決議が採択されました。カナダでは「慰安婦の性的奴隷化と人身売買に対する否定論者」への“封じ込め”を求める条項が盛り込まれ、決議の根拠が歴史の事実にいかに反しているかという訴えは実りませんでした。捕鯨をめぐる日本非難も最近、豪州を中心に顕著になっています。科学的根拠を欠いたまま、鯨食の習慣のない彼らが、鯨を食べる日本人への偏見、嫌悪を露にしていると反論したら言いすぎでしょうか。  国際社会が、各国の主張の衝突とその妥協によって動いているならば、戦後日本に毅然とした自己主張はあったか、という問いかけをいよいよ真剣にしていかなければならないと思います。
INTRODUCTION

YESと言わせる日本

智慧と実力と大きな心

日下公人


日本が守るべきもの

新たな帝国主義の時代だからこそ、「日本精神」に還ることが急務だ

佐藤 優

歴史を守る気概なくして何の繁栄か

事実に基づかぬ謝罪や譲歩がいかに日本を扼してきたか

小林よしのり

日本が自主的抑止力を持つ日

親米保守の「覚悟」にアメリカは真摯に応えよ

櫻井よしこ

独立自尊の日米同盟

「核の傘」と「自己主張」は矛盾しない

遠藤浩一

日本の核論議は攻撃を「抑止」できたか

戦後日本的な言語信仰と国際社会の現実

東谷 暁

「反日」在米華人の心理

なぜ彼らの日本叩きは、常に半世紀以上昔にさかのぼるのか

小山和伸

元朝鮮総督府幹部が直言!

慰安婦問題を放置してはならない

黒白つけることを無用とは… いつまでその場しのぎを続けるのか

大師堂経慰

殺されゆく者たちの正義

-『七人の「死刑囚」』が語るもの

佐藤健志

なぜ慰安婦非難決議は世界に広がるのか

原因は日本の沈黙にあり。時には“目には目を”が世界の常識だ

クライン孝子

靖国合祀「日韓のすれ違い」

「朝鮮人BC級戦犯」生存者たちの苦難と死者たちへの務め

斎藤吉久

反捕鯨の「国際」世論といかに渡り合うか

普遍性と理想を掲げて日本の独自性を打ち出せ

堀 武昭

反捕鯨団体「シーシェパード」の仮面を剥ぐ

嘘つきエコテロリストの素顔。彼らの真の狙いは金儲けだ

佐々木正明

何度でも言おう、世界はみんな腹黒い

白人の悪意と中国人の狡猾…“お人よし”は通用しない

高山正之

THE SEIRON ARCHIVES 2006

世界の「反日レッドペーパー」研究

フランス「ル・モンド」「アルテ」

根底にあるのは十九世紀以来の日本人への軽侮

竹本忠雄

アメリカ「NYタイムズ」「Wポスト」

日本人のDNAには軍国主義の因子が潜在している?

古森義久

中国「人民日報」「国際先駆導報」

“政冷経熱”の狭間で日本への譲歩を説くメディアなし

野口東秀

韓国「ハンギョレ新聞」

左派の心情を正直に反映。これぞ反日精神の結実

黒坂 真

ドイツ「シュツットガルト新聞」

保守的メディアもかくや…日本はアピール不足こそ反省せよ

川口マーン惠美


NOと言えなかった外交官幣原喜重郎

「相手の嫌がることはしない」では外交にならぬ。今も続くこの錯誤

別宮暖朗

いまなぜ大川周明なのか

欧米が最も恐れた“知の巨人”の思想

関岡英之

日本を「経済植民地」にし続けたアメリカ

“親離れ”の好機。日本経済は東アジア連携型へシフトを

伊豆村房一

国連発「児童の権利条約」は公教育を破壊する

学校にもたらされたのは錯誤と萎縮、混乱だけ…

義家弘介

国連幻想からの脱却なくして真の「独立」なし

国益のために“利用”する冷徹な国家戦略を持て

湯浅 博

ポーランド映画「カチン」に見る戦勝国史観への異議

A・ワイダ監督の歴史偽造への怒り

藤原宣夫

日本人が知らないスポーツ政治の舞台裏

国際競技団体のルール変更に公正さなし

津田俊樹


執筆者略歴・操舵室から